14/09/03 15:20:00.57
★中国が正面に 狙いは「日米離反」 終わらない「慰安婦」糾弾
2014.9.3 09:10
米国内で20年余も展開されてきた慰安婦問題での日本糾弾は、人道主義という看板の背後に日本の声価を
おとしめ、米国の対日不信を深めるという政治的意図がいつもちらつく。特に、その動きには中国による
日米離反の意図を感じさせる要素が多いのだ。だからこそ日本側が人道主義の観点からいくら譲歩を
重ねてみても、糾弾は決して終わらないというのが米国を主舞台とするこの歴史戦の真相だろう。
8月27日、米首都圏最大の新聞ワシントン・ポストの別刷り紙面の1面トップに「元慰安婦」という
高齢の女性2人が悲しげな表情で立つ大きな写真が掲げられた。その脇の「残虐行為への謝罪を」という
大見出しは、「日本政府は日本軍による20万人強制連行の慰安婦への残虐行為を戦後70年が
過ぎてもなお謝っていない」という記事の紹介だった。
記事はカリフォルニア州グレンデール市の慰安婦像参りに韓国からきた「元慰安婦」という女性2人が
日本の「非道」を改めて米側に訴えるという趣旨だった。記事のすぐ下には靖国神社の遊就館の展示
に関する「日本はなお殺人的な過去の栄光をたたえる」という見出しの別の記事があった。
「だから首相、安倍晋三の集団的自衛権は他の諸国に恐怖の悪寒を招く」とも書かれていた。
■年数百万ドル支払い
こんな内容の記事がワシントン・ポストの一部として配られるのだ。しかもその別刷りは、
フード・セクション(食べ物特集紙面)のすぐ前に折り込まれているため、特に主婦層が目にすることになる。
実は、6ページからなるこの別刷りは中国共産党中央宣伝部が直轄する英字新聞チャイナ・デーリー
(中国日報)そのものである。第1面の上段には、小さな文字で「このセクションはワシントン・ポストの
報道や評論ではない」と書かれているが、注意してみないと区別できない。
中国共産党はポスト紙に毎月1、2回、政治宣伝の英語版を「新聞」として折り込ませ、年間数百万ドル単位の
代金を払っているのだ。対米宣伝では歴史問題、近年は慰安婦問題での日本糾弾が主題となり、非難の内容は
「世界抗日戦争史実維護連合会」(抗日連合会)や「ワシントン慰安婦問題連合」(慰安婦連合)の年来の
主張とあきれるほど一致している。
中国の対米プロパガンダについて、長年の中国研究者でジョージ・ワシントン大教授のロバート・サターは、
「日米同盟の弱体化が基本の戦略目標であり、そのための日米離反策として日本の歴史問題を使い、
米側に日本不信を広めることが狙いだといえる」と論評した。 >>2へ続く
URLリンク(sankei.jp.msn.com)