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【社会】南米出身の20代日系人 日本語も母国語も会話や読み書きが満足にできない「ダブルリミテッド」増える - 暇つぶし2ch1:◆CHURa/Os2M@ちゅら猫φ ★
14/09/03 00:35:44.76
★迎える 「外国人活用」の足元(8)「言葉の壁」で疎外も
2014.09.01 11:00:00

黒板には「首都」の文字。「何て読む?」。先生の問い掛けに、3人の児童は自信なさげに「くびと」。
先生が「中国の『くびと』は北京だよ」とヒントを出しながら正解に導いていく。

多くの外国籍住民が暮らす県営いちょう団地(横浜市泉区、大和市)近くの横浜市立飯田北いちょう小学校。
日本語の不自由な中国、ベトナム、ブラジル国籍の6年生3人が机を並べ、社会科の授業を熱心に受けていた。

同校は今春、団地内の隣接校と統合され、再出発した。全校児童の半数が外国にルーツを持ち、
国籍は日本を含め10カ国に上る。日本語が不自由な子どもは習熟度に応じて授業を受ける。
田中秀仁校長(59)は「ほとんどの子どもはこのまま日本で生活を続ける。日本語で考え、
日本語を使って生きていく力が必要」と強調する。

「子どもたちは日々、生まれも育ちも異なる人と付き合う経験を重ねている」。
田中校長は子どもたちの境遇をむしろ長所と捉える。「幼いころから異なる文化や習慣があることを知り、
上手にコミュニケーションを取る能力を養っていくことは、ただ勉強ができることよりも大切なこと。
日本の子どもたちが得るものも多い」

中国とベトナムが南沙諸島の領有権を互いに主張するニュースが流れていた時、中国籍とベトナム国籍の
子どもの間では、「私たちには国同士の争いは関係ない」との会話が交わされていたという。
日常の中に「世界」が広がり、友好の芽を育んでいる。

一方で、言葉の壁と支援不足ゆえ、社会から疎外されている子どもや若者がいる。
母語でも日本語でも会話や読み書きが満足にできない「ダブルリミテッド」と呼ばれる存在だ。

入管難民法改正に伴い1990年代、出稼ぎを目的としたブラジルなど南米出身の日系人の来日が急増。
NPO法人ABCジャパン(横浜市鶴見区)によると、ダブルリミテッドはその子ども世代に当たる20代の日系人に多い。

昼夜を問わず就労する両親とのコミュニケーション不足のため、母語が覚えられない。
外国籍は義務教育の対象外で、通学していなくても学校側が家庭に連絡する義務はなく、日本語を学ぶ機会も失った。

安富祖美智江副理事長(46)は「負のスパイラルに陥っている」と指摘する。「彼らは愛情を受けて育っておらず、
自分が親になっても育て方が分からない」。今では彼らの子どもたちも、親と同じダブルリミテッドになっている。

日系ブラジル人の集住地にはポルトガル語で学ぶブラジル人学校が数多くあった。だがリーマン・ショック後、
帰国者が増え次々と閉校。子どもたちが日本の学校にスムーズに転入できるようNPO法人などに日本語教育などを
委ねる国の「虹の架け橋教室」が2009年度に始まったが、本年度で終了予定だ。

学校や地域での教育からこぼれ落ち、将来を見いだせない子どもたちが、社会の片隅でひっそりと生きている。
安富祖副理事長が漏らす。「本当にかわいそう。でも、それが現実です」

【神奈川新聞】
URLリンク(www.kanaloco.jp)


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