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★自民政調会長に稲田行革相 厚労相は塩崎氏浮上 経産相、高市氏有力
安倍晋三首相（自民党総裁）は３日の内閣改造、党役員人事で、政調会長に稲田朋美行政改革担当相を
起用する意向を固めた。自民党の塩崎恭久元官房長官も入閣させる。厚生労働相に充てる案が浮上している。
経済産業相には高市早苗政調会長の起用が有力になった。政府関係者が１日、明らかにした。
首相は他の閣僚ポストも含めて調整し、最終判断する。党幹事長などの人選も急ぐ。
入閣が検討された脇雅史参院幹事長は１日、溝手顕正参院議員会長と会談し、閣僚を要請されても
受諾しないと伝えた。脇氏は交代し、後任には伊達忠一参院国対委員長が就く見通しだ。
塩崎、高市両氏の起用案は、社会保障制度改革の具体化や原発再稼働などの重要課題を見据え、
自身に近い両氏を配置して態勢強化を図る狙いがある。
他の閣僚人事では、農相に自民党の西川公也・環太平洋連携協定（ＴＰＰ）対策委員長、
拉致問題担当相に山谷えり子参院政審会長、防衛相兼安全保障法制担当相に江渡聡徳前防衛副大臣、
地方創生担当相に石破茂幹事長を起用する方向だ。
麻生太郎副総理兼財務相、菅義偉官房長官、岸田文雄外相、太田昭宏国土交通相らの留任が既に固まった。
脇氏は参院「１票の格差」是正問題で、隣接選挙区を統合する「合区」案を掲げたが、溝手氏は反対姿勢を示し対立している。
[ 2014年9月1日 23:49
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