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★今年上半期の外国人犯罪は7418件、昨年までの減少から増加に転じる
県田勢 2014年08月24日 22時05分
来日外国人の犯罪件数が増加傾向にあることが分かった。
◆反転増加の気配
警察庁発表の「来日外国人犯罪の検挙状況(平成26年上半期)」によると、今年上半期の
来日外国人の犯罪による検挙件数は7418件(前年同期比+9.4%)、検挙人数は5096人
(同+12.8%)と、昨年までの減少から増加傾向にあることが分かった。
◆刑法犯の国籍は?
興味深いものに刑法犯における国籍別の犯罪傾向がある。顕著なのはブラジル人で、
自動車窃盗379件中150件、車上狙い624件中614件がブラジル人によるもの。
またベトナム人は自動車窃盗379件中145件を占めると共に、万引き1238件中562件を占めている。
全体の件数や人数が多い中国人の犯罪は押しなべて多いが、刑法犯の犯罪種別で見ると、
窃盗が731件、粗暴犯が143件、知能犯が112件などとなっている。
◆刑法犯が多いのは関東そして中部
刑法犯の傾向で興味深いのが犯罪の発生地域だ。刑法犯の総数4664件中、関東管区が2078件、
次いで中部管区が890件、近畿管区が315件、九州管区が206件、中国管区が145件、東北管区が82件、
四国管区が36件、北海道が24件だ。
東京都を含む関東が最も多いのは理解できるが、近畿よりも中部が倍以上なのは不思議だ。
資料では平成16年以降の数字を掲載しているが、常に中部管区が近畿管区を上回っている。何が原因なのだろうか。
◆正規滞在者が圧倒的
こうした外国人の犯罪では、不法滞在者のイメージが強いのではないだろうか。
しかし発表をみると、5096人中4158人が正規滞在者だ。内訳では留学が1050人、
その他(興行、家族滞在など)が946人、日本人の配偶者が766人、定住が744人、
短期滞在が316人、技能実習が257人、研修が79人だ。
また不法滞在者938人には、留学や技能実習、短期滞在の不法残留が約6割を占めている。
つまり正規の入国が犯罪の入り口になっているとも言えそうだ。人手不足に外国人労働者を
受け入れる方針を進める向きもあるが、果たして大丈夫だろうか。
URLリンク(irorio.jp)
■警察庁「来日外国人犯罪の検挙状況(平成26年上半期)」
URLリンク(www.npa.go.jp)