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★【朝日の大罪】虚偽報道の事実、自ら文書で説明を 自民党・片山さつき参院議員
2014.08.17
2011年12月、ソウル市にある在韓日本大使館の正面に、慰安婦の像が建てられた。
その一報を聞いて私は急きょソウルに飛び、日本の国会議員として初めて像を視察した。
あの嘘を固めて造られた塊を見た瞬間を、私は決して忘れることができない。
胸が張り裂けんばかりの無念さがこみ上げ、まるで巨大な怪物が襲ってくるかのような恐怖さえ感じた。
そして現在、米国で慰安婦の碑や像が7つも設置されている。「日本帝国軍により、数十万人の女性が
性奴隷にされた」という事実無根の文字が刻まれ、言われのない汚名を全米に巻き散らしている。
これらの原因を作ったのが朝日新聞だ。何と罪深いことだろうか。
その朝日が5日、慰安婦報道について検証記事を掲載し、吉田清治氏に関する16の記事を取り消した。
吉田証言については20年前には裏付けのないものと指摘され、本人も生前に「つくりごと」と
認めていたにもかかわらず、30年以上も放置していたわけだ。
そこには自社の報道姿勢に対する真摯な反省は見られず、長年の虚偽報道についての国民への謝罪もなかった。
しかも、「女子挺身隊」を「慰安婦」と混同する、致命的ミスを犯した植村隆元記者については、
何もお咎めなしだ。自社の記者が書いた記事を否定すると、報道機関としてのレゾンデートル
(存在価値)を失うのかもしれないが、そんなレベルの問題ではない。
そもそも、記事を掲載した段階で、読者からクレームが来なかったのか。当時はまだ、女子挺身隊の
経験者も多く、記事の内容に疑問を持った人もいたはずだが、あえてその声を無視していたのか。
また、混同は単なるミスなのか、それとも慰安婦の数を数十万人規模までに増すための意図的な
操作なのか、これらについても明らかにする必要がある。
朝日にただ、「謝罪しろ」というのは簡単だ。しかし、それだけで日本人が失ったものを取り戻せるものではない。
何より大事なことは、朝日によって棄損された国家の威信、日本国民の名誉を取り戻すことだと思う。
それには、まず朝日自身が、慰安婦決議を行った各国際機関や、各国、各自治体、現地の報道機関に対し、
自らが虚偽報道を行ってきたという事実を文書でもって説明すべきだ。
朝日の動きが悪ければ、外務省が代わって行うべきだ。在外大使館がその国の言葉で文章を作り、発信してもいい。
朝日に傷付けられたものは非常に尊く重いものだが、われわれなら必ずそれを回復することができるだろう。
(取材・構成 安積明子)
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