14/07/07 21:34:50.42 0.net
戦争放棄を定めた憲法9条をノーベル平和賞に推そうと市民団体が呼び掛けた運動で、賛同の署名が4日までに10万筆の大台
を超え、13万2379筆に達した。「集団的自衛権の行使容認が現実味を帯びてきたころから、寄せられる署名数が驚くほど増えて
いる」と実行委員会。思わぬ“追い風”にメンバーは政府・与党に不信を募らせる声なき声を聞く。
署名集めは、座間市の主婦鷹巣直美さん(37)が2013年1月からインターネットの署名サイト上で開始。同年夏に発足した
実行委員会が引き継いで以降は用紙署名も加え、賛同を募り続けている。
実行委の共同代表の一人で、用紙署名の集計を担当する落合正行さん(81)が「異変」に気づいたのは6月だった。数日に1度、
郵便局へ署名を受け取りに行くが、それまでは一度に2500筆前後だったのが、13日には4千筆を超えていた。
直前には安全保障法制に関する与党協議が白熱していた。以降、集団的自衛権の行使容認に与党協議が傾いていくにつれ、
届く署名数も伸びていった。
集計メモによると、6月13日4097筆▽16日4932筆▽19日3652筆▽23日4368筆▽28日6542筆-。行使容認の閣議決定
から一夜明けた7月2日は1万1282筆に達した。
「(同日分は)重量にして8キロ。しかし、それ以上の重みを感じずにはいられない」と落合さん。実行委のフェイスブックにも行使容認
を憂う声が次々と寄せられた。
〈ノーベル平和賞を受賞したら、(9条の存在を)削除できないと思って、某首相は解釈改憲に走ったのか〉〈世界の良識の力を借りて、
政府の時代錯誤的な愚行を止めるのが、私たちの集団安全保障です〉
実行委員でもある相模原市南区の主婦岡田えり子さん(54)は「今回の閣議決定に、国民が思いを伝える場はほぼなかった。
署名がこんなに増えたのは『どんな武力行使も、戦争もしたくない。国民の声を聞いて』という思いが託されているのでは」と話す。
実際、署名用紙の入手方法を問う電話も全国から相次いでいるという。
世界的な運動につなげたいと、ネット署名は外国語ページも順次開設。1月の英語版(607筆)に続き、6月21日にスタートし、
7月4日までに94筆を集めた韓国語版には、〈日本の市民が平和憲法9条を最後まで維持することを応援します〉〈平和を愛する
日本人がいるという事実がとてもうれしいです〉といった投稿がハングルで寄せられている。
実行委は、ノルウェー・オスロにある選考機関「ノーベル委員会」に14年の同賞授与を働きかける“参考資料”として署名を送付する
予定。今後も署名集めは継続する。
ソース(カナロコ) URLリンク(www.kanaloco.jp)
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