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米国防長官、中国を名指しで批判 「見て見ぬふりしない」
2014/05/31 11:07
【シンガポール=菊池友美】米国のヘーゲル国防長官は31日、シンガポールで開催中のアジア安全保障会議で講演し、
東シナ海や南シナ海で挑発を続ける中国を名指しして「強制や威嚇は断固として許さない」と強く批判した。
そのうえで「米国は見て見ぬふりはしない」と述べ、中国の一方的な主権拡大を抑えるため、米国が関与を強める方針を強調した。
ヘーゲル長官は「中国は南シナ海を平和・友好の海と呼んでいるが、一方的な主張をしている」との認識を示した。
中国がベトナム沖で石油掘削を始め、フィリピンに対しても領有権を巡って圧力を強めている事例を挙げ、
この地域で主権拡大の姿勢を強める中国を強く批判した。
ヘーゲル長官は「米国は領土問題で一方への肩入れはしない」との認識を示したが、「威嚇や力の使用には強く反対する」とも強調。
中国が主権を主張する尖閣諸島にも触れて「日米安保条約の対象となる」と改めて指摘。
「米国は中国による防空識別圏の設定を認めていない」とも述べ、東シナ海を巡る問題でも中国の攻勢をけん制する姿勢を明確にした。
中国も参加するアジア安保会議で中国への批判を公言したのは、アジアに対する米国の関与に対する疑念が関係国の間で広がっていることが背景にある。
ヘーゲル長官は「米国は世界のリーダーであり続ける」と強調し、アジアの安全保障を巡って関与を強める考えを示した。
URLリンク(www.nikkei.com)