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会社の資金約５億７０００万円を不正に融資したとして、警視庁捜査２課は２１日、イタリアの有名ブランド
「マックスマーラ」グループの子会社で女性服販売会社「マリナリナルディジャパン」（東京都港区、破産）
元社長、高原祐馬（５７）＝世田谷区＝と元同社員、湯浅十志道（としみち）（５０）＝江戸川区＝の両容疑者について、
会社法違反（特別背任）容疑で逮捕した。
高原容疑者は「返済できると思っていた」と供述し、湯浅容疑者は容疑を認めているという。
逮捕容疑は２００９～１２年に約８０回、マ社として高原容疑者が都内で経営する衣料品輸入会社に無担保で
約６億８０００万円を融資し、返済のなかった約５億７０００万円分の損害をマ社に与えたとしている。
同課は、経営不振だった衣料品輸入会社の運営資金に充てる目的で、総額１１億円以上を不正に融資したとみている。
マ社は９８年６月に設立され、高原容疑者は初代社長。
親会社の監査時に不正を申告して発覚。１２年５月に解任されていた。【福島祥、宮崎隆】
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