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樹脂製3Dプリント銃、金属探知機で検知できず
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)
3D(3次元)プリンターで作られた樹脂製拳銃(3Dプリント銃)と
みられる銃が見つかった事件で、神奈川県警は、銃刀法違反容疑で
逮捕した私立大学職員の居村佳知容疑者(27)(川崎市高津区)が、
インターネットで銃の設計データとプリンターを入手し、自宅で一人、製造したとみて捜査している。
銃規制の専門家らは、懸念していた事態が現実となり、「法規制の検討が必要」と危機感を募らせる。
居村容疑者は今年4月から、理系大学で契約職員として勤務していた。
高等職業技術校を卒業し、旋盤などの技能資格を持っていたが、
大学によると、学内の3Dプリンターは業務上も業務外でも使用したことはないという。
銃犯罪に詳しい立正大の小宮信夫教授(犯罪学)は、
「国内の銃規制を根底から揺るがす事態」と語る。小宮教授によると、
日本は原則、製造も所持も禁止する厳格な規制を取ってきた。
暴力団など反社会的勢力が扱う銃も、大半は海外からの密輸。
だが、今後は誰でも製造でき、犯罪に使われる可能性が出てきた。
3Dプリンターを巡る法律を研究している新潟大の須川賢洋助教(情報法)は、
樹脂製であれば、空港やスポーツイベントの会場などで
使用される金属探知機で検知できないと、新たな危険性も指摘する。
3Dプリンターは、立体の物を作る装置。設計図となるデータをパソコンなどを使って読み込み、
熱で樹脂などの材料を溶かし、0・01ミリ程度の極薄の層を積み重ねることで物を形作る。
10万円前後の安い製品が既に出回っている。
オーストラリアでは、地元警察が検証のため、ネット上に流出していた設計図を基に、
金属製弾丸を発射できる樹脂製銃を製造。豪紙シドニー・モーニング・ヘラルドの電子版は、
「地元警察は家庭用3Dプリンターを使って27時間で作り、費用は20万円以下だった」と報じた。