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『あなたのすぐ隣にいる中国のスパイ』 鳴霞/千代田情報研究会著
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日本国内に中国人スパイ3万人、ゲリラ予備軍10万人。
サイバー攻撃、先端技術窃取、政界工作…世界を揺るがす、習近平の
スパイ達のインテリジェンス能力。
「日本をあと10年で消滅させる」、中国共産党による破壊工作のすべて
を、元中国人が明かす。
松下政経塾や鹿野農林水産大臣、農林水産会社、サプリ関係会社を手玉に
とって、一億六千万と情報、農産品をせしめた「李春光」は、「TPP交渉
参加」阻止のために民主党政権奥深く工作を進めていた。
しかし、著者に言わせれば、「スパイ天国・日本」の実態はその程度の
《軽い》ものではないという。
在日中国人、及び十二万人を超えた「帰化中国人」が日常情報収集に当たり、
駐日大使館のコントロール下にある。
中共は、近年、彼らを「日籍華人」と呼び、「日籍華人連誼会」という組織
を作って統括するようになった。
著者は、例えば、この「日籍華人」の代表格として、菅直人政権の官房副長官
だった『福山哲朗』を挙げる。
昭和50年に父、弟とともに帰化した彼は、元の名前を「陳哲朗」という。
「彼は、『従軍慰安婦」解決促進法案の提出を推進したり、その前の鳩山政権
では外務副大臣として『東アジア共同体』を進めようとしたりしたが、普天間
基地問題では最後まで「少なくとも県外」に拘り、日米関係を崩壊寸前まで追
い込む原動力となった」
民主党に巣くった「日籍華人」は、福山だけではない。
議員の「配偶者」、或いは「議員秘書」として情報工作をした例を、著者は
実名を挙げて具体的にその工作の次第を描く。