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自民党の野田聖子総務会長が8日発売の雑誌『世界』6月号で、
安倍晋三首相が狙う集団的自衛権行使容認に向けた解釈改憲に対し疑問を示しています。
野田氏は「集団的自衛権が行使できる、武力行使ができるとなれば自衛隊は軍になる。軍隊は殺すことも殺されることもある。
いまの日本に、どれだけそこに若者を行かせられるのでしょう」と提起。
「国際情勢という大きな状況と、人を殺す、人が殺されるかもしれないというリアリズムを語るべきです」とのべています。
石破茂幹事長が集団的自衛権の行使で自衛隊員が死ぬ、血が流れることも政治家が覚悟しなければならないとしていることに
「それこそが、私たちが憲法解釈で六〇年間超えられなかったところだったのではないでしょうか」と指摘しています。
安全保障政策の根本を「憲法の解釈変更だけで行うことは政策の安定性がなくなる」と批判しています。
また集団的自衛権の「限定」容認論について、
「『限定』というと何か抑制的に聞こえるけれど、具体的に何であるかは明らかになっていない」と強調しています。
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