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なぜ国民はこれほど劣化したのか
積年の自民党政権による愚民化教育の大成果が今の救いがたい国民の姿ではないのか。
カネがすべてで日本が世界一の国で和食が世界一の食い物でカミカゼ特攻隊が偉人だなんて、一億総気違いだぞ
ネット右翼、ヘイトスピーチ、愛国女性、安倍お友達、勝手にしやがれとマトモな老人たちはサジを投げた
毎年のことだが、ゴールデンウイークになると、日本人は行楽地に出かけ、ヘトヘトになっている。ヨーロッパの先進国には奇異に映るらしい。
「いやー、疲れました」とテレビのインタビューにノーテンキに答えている姿は、いかにも頭が悪く、低レベルに見えるそうだ。
まあ、休み方がヘタなのは仕方がないにしても、最近の日本人の劣化ぶりは、ちょっとヒドすぎる。連休中、テレビをつけても、愚にもつかない番組だらけだ。
クダラナイお笑い芸人が、どうでもいいバカ話をしているだけ。そういう番組ばかりということは、視聴者もそれを喜んで見る低レベルということだろう。
かつて、評論家の大宅壮一が 「一億総白痴化」という言葉をはやらせたが、もはや日本人全体が、白痴化しているのではないか。
CDの売り上げ上位も、AKB48とジャニーズが独占している。ジャリタレのCDがトップを独占するなんて成熟した国ではあり得ない。
かと思えば、日本最高峰の研究機関 「理化学研究所」のユニットリーダーは、平気で不正をはたらき、しかも、まるで自分が被害者のようにふるまっている。
深刻なのは、日本人の考え方が、世界のスタンダードから大きくズレ始めていることだ。
いま、世界では「バナナの輪」が広がっている。先月末、サッカー・スペインリーグの試合で、観客がブラジル選手に向かってバナナを投げた。
サル扱いした人種差別である。侮辱された選手は、バナナを拾って皮をむき、一口食べて、プレーを続けた。
その態度が賞賛を呼び、世界のスター選手たちが、差別反対の意思を示すためにバナナを手にした自分の画像をネットに掲げ
「オレたちは皆サルだ」と書き始めた。
URLリンク(www.zasshi-online.com)
URLリンク(e.gendai.net)
日刊ゲンダイ 2014年5月7日 立ち読み