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安倍首相が欧州歴訪でさらけ出した習近平との「格の違い」
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欧州歴訪中の安倍首相のGWはまだ終わらない。
ドイツ、英国、ポルトガル、スペイン、フランスと渡り、6日はパリで開かれた
経済協力開発機構(OECD)閣僚理事会で基調講演。
6カ国目のベルギーからの帰国は8日の予定で、10日間にわたる
“長期出張”だが、経済界からは「まったく成果があがっていない」という不満ばかりが聞こえてくる。
安倍はOECD講演で、名指しこそ避けたが、
「知的資本がフリーライド(ただ乗り)されてはならない。環境への負荷を垂れ流すことで
価格競争で優位に立つことがあってはならない」と中国を牽制。
公正なルールに基づく「新たな経済秩序」への賛同を求めたが、
欧州勢が安倍の“中国批判”をスンナリと受け入れるわけがない。
ほぼ1カ月前、中国の習近平国家主席も欧州を公式訪問した。
オランダ、フランス、ドイツ、ベルギーを回り、経済面での欧州とのつながりを強調。
何しろ中国と欧州の貿易総額は日本の約3倍に達しているのだ。
オランダとベルギーは国王が歓迎晩餐会を開き、
フランスはベルサイユ宮殿で豪華夕食会を開催した。