14/05/05 16:52:45.78 0
春から夏に宇治川で大量発生する水生昆虫トビケラの対策に、宇治市が本腰を入れ始めた。昨年に専門家を交えた対策検討会議を設け、個体数や抑制対策を探った初の報告書もまとめた。
多くの観光客や住民から疎まれる「おじゃま虫」は、果たして減少に向かうのか?
宇治市は長らくトビケラに悩まされてきた。観光地の宇治橋周辺では4月から成虫が飛び始め、夜間は街灯の光に大挙して群がる。
「気持ち悪い」という苦情は絶えず、イメージダウンなどの影響が危惧されてきた。
市は学識者らでつくる対策検討会議を昨年6月に設置し、発生原因や抑制策などを議論した。生息状況を探るため、宇治橋上流から京滋バイパス下流まで宇治川の計8地点でシマトビケラ科3種の幼虫を調べると、
同バイパス上流の234匹を最大に全体で約900の個体を確認した。
会議では宇治川にトビケラが多い理由も考察した。メンバーの1人で、京都大防災研究所水資源環境研究センター(宇治市)の小林草平研究員(河川生態学)は、琵琶湖から天ケ瀬ダムを経て流れる河川環境が考えられると指摘する。
小林さんによると、ダムで宇治川の水量が安定し、トビケラの営巣に適した川の石が流れにくくなった。餌となるプランクトンも琵琶湖とダム湖から大量に供給されるため、生息に好環境という。ダム建設前の1961年と2012年の
トビケラ幼虫の生息量調査を比較すると、半世紀で3~4倍に増えていたことも分かった。
(長いので続きはソース先)
URLリンク(www.kyoto-np.co.jp) (京都新聞 2014年05月05日 11時01分