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活動には毎年、細心の注意を払う。今はメールで参加者を募るが、かつてはプリペイド式の携帯電話を用意した。
個人用の電話番号が漏れ、攻撃されないための「防衛策」。
応援隊の思いとは逆の意図を持った参加者が紛れ込み、
ネット上に悪意のあるコメントが書き込まれたこともあった。
「入学おめでとう、という当たり前のことを言うと嫌がらせを受けるのが、いま私たちが暮らす社会。
特定の人たちを排除すれば、新たな対立が生まれる悪循環に陥ってしまう」と事務局の男性は言う。
県内の各朝鮮学校にある「オモニ会」(保護者会)の連絡会代表を務める
孔連順(こん・りょん・すん)さん(53)は、外国人の排斥を訴えるデモや、
ネット上にあふれる中傷の言葉の激しさに恐ろしさを感じる。
「日本社会で生まれ育ち、夢を持って学んでいる子どもたちがどう思うか、想像してみてほしい」
自身は在日3世。今年25歳になる長男が初級学校に入学した時、
不安と言えば「1人で慣れない電車に乗って、迷わず学校まで行けるかな」ということだった。
だが今は「周囲に朝鮮学校の児童だと知られると、
子どもの身に危険が及ぶのではないか」と不安を募らせる母親たちが多い。
一時は保護者たちで「自警団」を作ろうかという話も出たが「新たな対立を生むだけ」とやめた。
代わりに学校でバザーを開き、地域の人たちと交流することで、学校や子どもたちへの理解を深めることにした。
「私たちがおびえて対話をあきらめてしまったら何も変わらない。
違いを認め合い、誰もが安心して暮らせる社会を実現するために、小さな交流を積み重ねていくしかない」