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与野党は衆院本会議場での議案採決に、押しボタン式投票を導入することの是非について検討を始めた。参院は導入済みで
議員個人の賛否を記録できるメリットがある。システム整備に数億円の費用が必要とされ、実現には曲折がありそうだ。
4月22日の衆院議院運営委員会理事会で、日本維新の会が「一人一人の採決態度を記録に残す必要がある」と
押しボタン導入を提起し、逢沢一郎議運委員長も議論を深める考えを示した。
衆院の採決方法は現在(1)起立(2)記名(3)全会一致―の3種類。起立採決の場合、賛否は会派単位で記録され
議員ごとには残らない。記名投票は最短でも約20分かかり、野党はかつて投票を長引かせる「牛歩戦術」に利用した。
当初予算案など重要案件に限って記名投票が実施されている。
衆院は2004~05年にも押しボタンの導入を検討したが、7億~10億円の費用が必要と見込まれ、与野党の賛同を
得られなかった。
一方、参院は1998年に2億2千万円を費やして押しボタンの設備を導入し、現在は大半の採決に使っている。
だが「ボタン一つ」の手軽さからか、賛否を押し間違えるミスは多い。隣席の議員の代わりにボタンを押し、議員辞職に追い込まれる
ケースも発生した。
4月の議運委理事会では、日本維新以外の会派から「事前に各会派が所属議員の賛否を届ければ済む」と導入に否定的な
意見も出た。