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なぜ、沖縄人は本来の名前を隠すのか? JR福知山線脱線事故が遺した、沖縄差別の歴史と記憶
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かつてメディアを賑わせた凄惨な事件や悲劇的な事故。事件記者がその現場に残された〝遺物〟をたどる―。
死者107名、負傷者562名を生む大惨事となったJR福知山線脱線事故が起きて、まる9年がたった。
スピードと効率を最優先し、安全意識を疎かにするJR西日本の企業体質や、
「日勤教育」と呼ばれる乗務員への懲罰制度、過密ダイヤ...。
事故原因が追及されていくのに伴い、日本の交通インフラが抱える構造的問題をも浮き彫りにした。
事故が起きたのは尼崎から宝塚に至る区間。乗客の多くも、
阪神エリアに住む人々だったが、犠牲者名簿の中にこの土地の因縁を物語る名前があった。
「亡くなった方の中に、喜屋武さんという人がいた。沖縄由来の苗字。
現地では『きゃん』と読むのが普通だが、亡くなった方の読みは、
本来の読みでなく、本土風の『きやたけ』、だった」(事故を取材した新聞記者)
大阪市内に、沖縄県出身者が数多く集まる「大正区」という集落があることは広く知られている。
実は、JR福知山線の起点となる尼崎にも、沖縄からの移住者が多く住む地域が存在する。
事故の犠牲になった2人も、何らかの事情で海を渡った「うちなんちゅ(沖縄人)」
の類縁になるわけだが、あえて古里での苗字の読みを変えたのには理由があるのだ。
「苗字の読みをあえて変えたのには、出自を隠す意味合いもあったようです。
かつて、『うちなんちゅ』であるというだけで差別を受ける時期があった。
事故で亡くなった2人がそうした理由で読みを変えたのかは定かでないが、
何らかの事情があったのは間違いない」(郷土史研究者)