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★USP=アナ教授の名誉を回復=解雇処分取り消しと謝罪=軍が誘拐、殺害と確認され
サンパウロ総合大学(USP)化学研究所教授会が17日、1974年に失踪し、職務放棄で解雇となった
アナ・ローザ・クシンスキー・シウヴァ氏の名誉回復と遺族への正式な謝罪を決めたと16、23日付エスタード紙、
17日フォーリャ紙などが報じた。
アナ氏はUSPで化学を教えていたが、74年4月22日に結婚4周年のお祝いに夫で物理学者のウイルソン・シウヴァ氏と
共に昼食を食べに行くと言って出かけたきり戻らず、職務放棄とみなした化学研究所教授会が1975年10月に解雇処分とした。
ところが、その後出版された軍や市警関係者の回想録から、アナ氏は夫と共に誘拐され、リオ州ペトロポリスにあった
「カーザ・ダ・モルテ(死の家)」に連行された後に拷問死し、砂糖精製工場の炉で焼かれたことが確認された。
アナ氏夫妻は共に1942年生まれで、民族解放行動(ALN:アッソン・リベルタドーラ・ナシオナル)の活動に携わっていた。
二人の名前は、恩赦法の対象者リストにも記されている。
アナ氏の名誉回復は、ジャーナリストでUSP退任教授でもあるベルナルド・クシンスキー氏が1995年から要請していたものだ。
USP学長室は同年中にアナ・クシンスキー氏が政治的な理由で失踪した事を認め、解雇処分を見直すべきとしたが、
解雇処分は当時の法務大臣名で出た、二人はテロリストで国外逃亡中との文書に基づくものだったと釈明した。
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