14/04/30 23:11:15.64 8v9Pkdc90
【社説】船内で救助活動をしなかった海洋警察 [2014/04/30 - 朝鮮日報]
URLリンク(www.chosunonline.com)
到着した海洋警察の警備艇は、7人乗りのゴムボートを直ちに海に浮かべ救助に当たったが、
実際は船外に出ていた船長や乗組員、乗客など数十人しか救助していなかったようだ。
この問題について警備艇の艇長は「セウォル号はすでに大きく傾いていたため、船に飛び移って
内部に入ることはできなかった」と弁解した。しかし9時47分ごろ、海洋警察の1人の隊員が甲板に
飛び移り、救命ボートを開こうと足で蹴っていた様子や、後に隊員たちが傾いた甲板の上で乗客の
脱出を支援していた様子もビデオに収められている。下着姿で救助を待っていたセウォル号の
ある乗務員は、助けを待つ間に一度船内に戻り、上着を着てから再び甲板に出てきていた。
これらは当時、海洋警察の隊員たちが甲板に移動できないほど危険な状況ではなかったことを
示す証拠だ。警備艇は現場に向かう際、セウォル号には400人から500人が乗船しているとの
連絡を受けていた。それにもかかわらず甲板に誰もいないとなれば、乗客のほとんどがその時点で
船室にいたことぐらいは新米の隊員でも分かったはずだ。しかし誰1人として船内に入り、
乗客に脱出を呼び掛けることをしなかったのだ。
艇長は現場に到着してからおよそ5分間、警備艇のスピーカーを使って乗客に海に飛び込むよう
何度も呼び掛けたという。しかし上空には3機のヘリコプターが待機しその音でうるさかったため、
艇長の声は船室まで伝わらなかったようだ。行方不明者が送った携帯電話のメールを見ると、
10時10分の時点ではまだ船室に水は入っていなかったことが分かっている。つまり警備艇が
到着してから少なくとも40分間は、何らかの対策を取る時間的余裕があったことになる。
しかもセウォル号の船内では、10時15分まで乗客に対して客室に待機するよう指示する放送を
流し続けていた。もしそれまでに海洋警察の隊員の誰かが船内に入り、放送を使って脱出を
呼び掛けていれば、より多くの乗客を救うことができたはずだった。