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韓国の旅客船沈没事故で、船が傾き続けるなか、船内で撮影された動画が新たに公開され、修学旅行に向
かっていた高校生たちが恐怖におびえる様子が記録されています。
この映像は、修学旅行のために旅客船に乗っていた男子高校生が携帯電話で撮影したもので、高校生の遺族
が韓国のマスコミに提供しました。
映像は、旅客船が海上交通管制センターに無線で連絡する3分前の午前8時52分から撮影が始まり、船室にいた生徒の1人が「傾いちゃった。助けて」などと話す一方、ほかの生徒たちはみずからを撮影するよう
頼んだり「楽しい」などと冗談を言ったりする様子が確認できます。
また、外にいる生徒に対して船室の扉を開けるよう声を掛けますが、「外からは開かない」という返事が聞
こえます。
すると、「本当に死ぬんじゃないか」という声が上がるなど、生徒たちは事態の深刻さを徐々に認識し始
め、互いに声を掛け合って救命胴衣の準備を始めます。
午前8時55分ごろには、「水が入ってきているのか。冗談じゃないぞ」と言ったり、「死にたくない」と
話したりするようになり、生徒たちの間で次第に恐怖心が増していく様子が分かります。
そして、午前9時3分、生徒の1人が家族に向けたメッセージを残そうと、携帯電話に向かって、「最後の
ことばを残して死ぬべきだと思う。お父さん、お母さん、愛しているよ」と話す様子も収められています。
このように生徒たちが恐怖におびえるなか、午前9時7分の時点でも、船内に流れていた案内放送は「現在
の位置から絶対に移動しないで待機してください」と、その場にとどまるよう繰り返し指示を出していまし
た。
動画が記録された携帯電話には、高校生が傾いた船室の中で立った状態で救助を待つ様子を写した写真も最
後に収められていました。撮影した高校生の父親は「事故の通報があったときはすでに船がかなり傾いてい
た。子どもたちが笑っているのでゆっくり傾いていたと思うが、なぜこんなに救助が遅くなったのか知りた
い」と述べ、被害が拡大した原因の究明を強く求めました。
NHK:URLリンク(www3.nhk.or.jp)