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核による「破滅の危険」今も=早期廃絶を国連で訴え-広島・長崎市長
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時事通信 (2014/04/30-10:24)
【ニューヨーク時事】松井一実広島市長は29日、国連本部で開催中の核拡
散防止条約(NPT)再検討会議の準備委員会会合で演説し、「冷戦終了後四
半世紀たった今も、世界には1万7000発以上の核弾頭が存在し、われわれ
は依然として核兵器による破滅の危険の下で生きている」と述べ、早期の核兵
器廃絶を改めて訴えた。
松井氏は2020年までの核廃絶を目標に掲げている。核兵器を「非人道兵
器の極みで『絶対悪』だ」と表現し、廃絶への有効なステップとなる核兵器禁
止条約の実現を後押しする決意を強調した。
来年は原爆投下から70年の節目を迎える。同氏は、存命の被爆者の平均年
齢が78歳を超えたと明らかにし、核廃絶に向けた取り組みを加速させる必要
性を力説した。
松井氏は、オバマ米大統領が09年のプラハでの演説で「核兵器なき世界」
を目指すと宣言したことを評価。「広島と長崎を訪れて被爆の現実に直接触れ、
核兵器廃絶に向けた断固たる一歩を踏み出してもらいたい」と、大統領の被爆
地訪問に期待を示した。
続いて演説した田上富久長崎市長は「私がいつも残念に思うのは、核兵器保
有国と核の傘の下にいる国々が(核廃絶に向けた)段階的な手法を主張し、包
括的なアプローチを否定することだ」と指摘。核兵器の早期全廃には、核軍縮
と並行し、禁止条約など核兵器の非合法化に向けた行動を起こすことが重要と
の見解を強調した。