14/04/30 13:52:26.12 0
(>>1の続き)
警察官が駆けつけた際、その手には、長さ15cmほどのフェルトペンが握られていた。
佐藤容疑者は、そのペンに詰めた爆薬を破裂させ、仕込んでいたネジを30メートルほど離れた路上まで飛ばした。
使われた爆薬は、「HMTD」と呼ばれる高性能なものだった。
HMTDとは、爆薬として使用される白粉末状の化合物で、本来の名称である「ヘキサメチレントリペルオキシドジアミン」の頭文字を
取って、そう呼ばれている。
2005年、イギリス・ロンドンの地下鉄などを狙った同時多発テロで、凶器の爆弾に使われ、その扱いには、大きな危険がともなう
ものの、市販の物質からでも製造が可能とされているのが特徴。
そして警視庁が、茨城県内にある佐藤容疑者の自宅を捜索したところ、ごく微量のHMTDのほか、火薬や火炎瓶なども大量に
見つかったという。
自宅から押収された爆発物に関するものは、あわせて200点以上。
佐藤容疑者は28日、自宅に火炎瓶を隠し持っていた疑いで、再逮捕された。
近所の人は、「『えっ』って感じですよね。びっくりです」、「普通のきれいなおうちですよ。(佐藤容疑者は)普通、普通。全く普通」
と話した。
佐藤容疑者は、ペンを爆発させた動機について、「社会に不満があった。生活が苦しいのは、国のせいだ」と話しているという。
背後に、組織的なグループの存在などが確認できないことから、警視庁は、佐藤容疑者が単独で爆発物などを製造していたとみて、
さらに調べを進めている。
(終わり)