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読者数は減ってない? 作家が“本の売れない理由”を語る
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『「いいね!」が社会を破壊する』などの著書で知られる楡周平さん。
作家になる以前、フィルムメーカーのコダックに勤めていた楡さんは、
現在の出版業界への危機感に、かつてのフィルムメーカー業界と
同じ危うさを感じると作家・林真理子さんとの対談で語った。
* * *
林:楡さんは作家になる前、コダックに勤めていらしたんですね。
世界最大のフィルムメーカーで、株価もガンガン上がって、
すごい優良企業だったのに、ある日、経営破綻してしまう。フィルムというものがなくなって、デジタルが出てきたせいで。
楡:衝撃的な出来事でしたね。僕は作家になる前の3年ぐらいの間、
デジタルのマーケティングを担当していて、「皆さんのビジネスはもうすぐなくなりますよ」というプレゼンテーションをやってたんです。
林:そのときの反応、どうでした?
楡:「こんなにうまくいってるのに、フィルムがなくなるなんてあり得ない」というのが、
大方の反応でしたね。ピンとこなかったようで。いま思うとそれも仕方なくて、
当時(90年代前半)、すでにデジカメもパソコンもあったんですけど、
画像データは重いしフリーズはするしで、とても仕事に使えるようなものではなかったんです。
だけどデジタルをやってる人間は、10年先の進化したコンピュータの世界を考えますから、
「どう考えてもフィルムは終わる」ということがわかってしまうわけで。
林:時代を読み切れなかったんですかね。
楡:というか、あまりにも完全に確立されたビジネスモデルがあると、そこから脱しきれないんですよ。
林:いまの出版業界にも同じことが言えますか。
楡:そう思います。去年の大晦日の夜7時のNHKニュース、つまり昨年最後のニュースの中で、
「出版業界はこれだけ縮小している」というのをやってたんですよ。
ピークだった1996年、これは私がデビューした年ですが、そこからいまは5分の3に減ったというんです。
17年間で40%縮小してるんですね。とたんに気分が暗くなっちゃって、そのまま年を越しました(笑)
前スレ ★1:2014/04/29(火) 18:29:29.68
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