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飛鳥時代に出羽三山を開いたとされる「蜂子皇子」の木像が、明治以降では初めて一般に公開され、
多くの人が訪れています。
「蜂子皇子」は、崇峻天皇の皇子で、民衆の苦しみを取り除く力を持ち、
飛鳥時代の西暦５９３年に出羽三山を開いたとされています。
「蜂子皇子」の木像は、江戸時代初期までは羽黒山五重塔に保管され、
その後、羽黒山山頂のお堂にまつられてきました。
明治時代以降、一般には公開されていませんでしたが東日本大震災からの復興を祈り、
初めて公開されることになったもので、２９日は朝から多くの人が訪れ、
木像を眺めたり、静かに手を合わせたりしていました。
福島から訪れた６０代の女性は、「ありがたいなと思いました」と話していました。
また、茨城県から訪れた３０代の男性は「貴重な場に立ち会えて感慨深いです。顔は厳しい顔をしていましたが、
厄災から人々を守るような力強いお顔をしていました」と話していました。
一般公開はことし９月３０日まで、鶴岡市の羽黒山の山頂にある「蜂子神社」で行われます。
04月29日 12時22分
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