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【「体罰」を考える】(18)「ターイバツ、ターイバツ」の連呼が響く教室 苦悩する教育現場
静岡県の高校教員の男性(26)は、大阪市立桜宮高校の問題が発覚して以降、
ささいなことでも生徒たちが「体罰だ、体罰だ」と口を出し、きちんとした指導が行き届かない状況があることに触れていた。
同様の指摘はほかにもあって、先生がちょっと怒っただけでも「ターイバツ、ターイバツ」と連呼するクラスがあるという話も。
「一番懸念するのは、先生たちが問題ある児童生徒の担任を避けることです」。
問題行動を起こす児童や生徒に対する生活指導は苦労が多い。
必要な指導であると確信した行為だったとしても、それが「体罰」として露見すれば処分対象になる。
「誰しも火中の栗を拾って自分の評価を下げたくない。特に小学校では高学年の学級担任は生徒指導上の問題も複雑になり、
仕事は大変になる。これからは高学年の担任を希望しなくなるのではないか」
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