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シーレーン防衛強化、日本への情報も増加 米国・フィリピン新軍事協定
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産経新聞 2014.4.28 22:23
菅(すが)義偉(よしひで)官房長官は28日の記者会見で、米国とフィリ
ピンによる新軍事協定を歓迎する意向を示した。東シナ海でも軍事的影響力を
強めている中国に対する牽制(けんせい)になるうえに、日本にとってはシー
レーン防衛が強化され、南シナ海の中国軍の活動状況に関する情報が米国を通
じて増加するとみられるからだ。
「オバマ政権のアジア重視政策、いわゆる『リバランス政策』を実行しよう
ということは歓迎したい」
菅氏は会見で、こう強調した上で、「航行の自由を含む海洋秩序の安定は全
ての国共通の課題だ。(日本も)さまざまな形で協力したい」と訴えた。
新軍事協定では、米軍の航空機や艦船のフィリピンへの派遣が可能になる。
これに伴い、日本側は、米軍の空中警戒管制機(AWACS)、P3哨戒機や
イージス艦のほか、シンガポールに配備されている最新鋭沿岸海域戦闘艦(L
CS)などがフィリピン軍基地にローテーション展開すると踏む。
フィリピン軍は現在、対潜哨戒機がなく、レーダーもほとんど役に立たない
とされる。元海上自衛隊情報業務群司令の末次富美雄氏は「米軍展開で哨戒能
力が強化され、日本にも南シナ海での中国軍の状況が米国を通じて入ってくる。
東シナ海の中国軍の動きを予測する上でも有益だ」と強調する。中国情勢に詳
しい元陸上自衛隊幹部学校教官の西村金一氏は「南シナ海での米国のプレゼン
スが高まりシーレーン防衛が強化される」との見方を示した。