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■TPP 日米が「合意」、豚肉など「懸案」全て着地 [14/04/26] ★2
TPP=環太平洋パートナーシップ協定の日米交渉は、農産品や自動車など懸案だった
全ての項目について着地点を見出し、事実上、合意していたことが明らかになりました。
TPPをめぐる日米交渉は、日米首脳会談の前後に断続的に行われた閣僚協議で、最後に
残っていた豚肉の関税や自動車の非関税分野で日米が歩み寄り、基本的に合意しました。
農産品のうち豚肉については、現在、1キロあたり400円台の関税を、アメリカが実質ゼロに
近い水準まで引き下げるよう求めていましたが、双方が提示する条件の中間点でまとまった模様です。
また、コメ、麦、それに乳製品については、特例の措置などをとって関税を維持するほか、牛肉は
大幅な関税の引き下げで一致。国会決議では、関税の撤廃を許さないとしていましたが、農産品5項目の
関税ゼロは一応免れたかっこうです。
また、自動車については、アメリカ側の安全基準を緩めるといった要求に対して、日本側が特例を
設けることなどで大筋で合意しました。
それぞれの分野で両国が複雑な国内事情を抱えていることから、表向きは日米が交渉を続ける形に
なっていますが、日米が基本合意に達したことで、来月行われる交渉参加12か国による全体会合での
妥結に向け、大きく前進したことになります。(26日04:56)
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