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キッコーマンが二十五日発表した二〇一四年三月期連結決算は、売上高が前期比14・3%増の三千四百三十一億円だった。
世界的に和食人気が高まった影響で、海外の売上高が千七百四十四億円となり、国内の千七百七億円を上回った。海外の売上高
が国内を超えるのは初めて。
純利益は14・1%増の百二十五億円と過去最高だった。国内、海外いずれも増収だった。キッコーマンの本格海外進出は
一九五七年。堀切功章(ほりきりのりあき)社長は「海外が順調に成長しており、いずれは国内の売上高を上回る時期がくるとは
思っていた。想定以上にその時期が早かった」と述べた。
欧米やアジアなど海外での和食人気の高まりが影響したという。円安の進行で、海外での売上高が円換算でかさ上げされた効果も
あった。
国内事業に関しては消費税増税前の駆け込み需要もプラスに作用した。
一五年三月期は、売上高が5・2%増の三千六百十億円、純利益は15・4%増の百四十五億円を見込む。国内と海外のそれぞれの
売上高には、グループ内の取引が重複して含まれており、単純に合算すると全体の売上高を上回る。
ソース(東京新聞) URLリンク(www.tokyo-np.co.jp)