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この研究データを手土産に、杉田被告は'08年7月にSK社に転職する。年俸はサンディスク時代の約2倍で、
千数百万円の役員待遇。韓国清州市にある高級マンションをあてがわれ、同市内の工場に勤務した。
杉田被告にすれば、自分を冷遇した古巣を見返した気分だったろう。
起訴状によれば、この間、転職まもない'08年7月に東芝から盗んだデータをSK社社員にスライド上映で開示し、
また'10年4月には同社社員に電子メールでデータを送付したという。
だが、杉田被告の幸福な日々はあまりに短かった。肝心の機密情報さえ手にすれば用済みとばかりに、
SK社が'11年6月をもって契約を打ち切ったからだ。
不満を抱く日本人技術者の自尊心を言葉巧みにくすぐり、技術と引き換えに厚遇を保証するやり方は、韓国メーカーの常套手段だと言われる。
ソニーからサムスン電子に転職した経験のあるエンジニアが、日本からの技術流出の実情を明かす。
「杉田被告が技術者としてそれほど高いレベルの人物とは思えません。仮に自分の技術に自信があれば、
不正行為をしてまで情報を持ち出す必要がないからです。SK社も彼が東芝の情報を持ち出すことができたから価値を見出しただけで、
杉田被告本人の技術に対する評価はゼロでしょう。3年で契約を打ち切られているのが何よりの証拠。
持ち出した情報の価値がなくなれば、それ以上、カネを払う意味がないと判断されたわけです」
半導体開発の世界では、日進月歩のスピードで新たな技術が生み出されている。
数年前に最先端だった技術もあっという間に「陳腐化」してしまう。このエンジニアが続ける。
「韓国企業は日本人技術者が欲しいわけではありません。彼らが求めているのは、あくまでも技術なんです。
ですから、データとして提供しない場合は、頭に入っている技術をとにかく教えろと言うばかり。賢い技術者はそれがわかっているから
情報を小出しにして給料をもらい続けるわけですが、持っているものをすべて教えてしまえば、それでおしまいです。
中途半端な技術者は韓国企業へ転職しないほうがいいでしょう。前の会社から情報を持ち出して犯罪者にされたのでは元も子もありませんから」