14/04/24 19:21:28.64
★W杯前夜のブラジルを悩ます児童売春問題
南米ブラジル北東部の都市フォルタレーザ。改修されたばかりのスタジアムでは、
6月に開幕するサッカーのワールドカップ(W杯)ブラジル大会の6試合が行われる。
だがスタジアムの近くを通ると、際どい服をまとった女性たちが立っている。
そう、フォルタレーザはセックス観光の町としても有名なのだ。
ブラジルでは18歳以上であれば売春は合法だ。だがその一方で政府やサッカー関係者は、
W杯開幕までに未成年者の売春を減らそうとしており、政府は対策費として800万レアル
(約3億6000万円)を計上している。
ソーシャルワーカーのアントニオ・カルロス・ダシルバ氏によれば、スタジアム周辺の売春婦たちは
W杯期間中、サッカーファンを相手に大金が稼げると考えていると指摘。
「ブラジルがW杯開催地に選ばれて以降、そういう期待が高まった」と言う。
非営利団体「児童労働防止のための全国フォーラム」の2012年の推計では、政府の対策にもかかわらず、
ブラジル国内の未成年の売春婦の数は約50万人に上ったという。
政府に対しては、根本原因への対処を怠り、児童売春の現状を隠そうとしているだけだとの批判も聞かれる。
アントニア・リマ・ソーザ検察官によれば、こうした少女たちは、社会から省みられず、
深刻な女性蔑視の伝統のある非常に貧しい層の出身だという。
フォルタレーザは児童売春が盛んなことでも有名だが、背景にはやはり貧困の問題がある。
警察は児童売春を取り締まっているほか、市当局も新たな対策を行ったとしている。
売春によって妊娠した少女たちを支援している団体の関係者によれば、昨年6月のコンフェデレーション
・カップの際に警察は未成年の売春婦やストリートチルドレンを町の外にある施設に保護した。
ところがコンフェデ杯が終わると子どもたちは施設を出されたという。
このことについて、警察からコメントは得られなかった。 >>2へ続く
URLリンク(www.cnn.co.jp)