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舛添都知事、２４日訪中＝環境、五輪で連携協議
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時事通信（2014/04/23-15:36）
東京都の舛添要一知事は２４日から２６日の日程で、北京市を訪問する。同
市の招待によるもので、王安順市長らと会談。微小粒子状物質ＰＭ２．５など
大気汚染対策について話し合うほか、２０２０年東京五輪の参考とするため、
北京市の経験を聞く。首都間で具体的な協力を積み重ねることで、冷え込んだ
日中関係を改善させる糸口としたい思惑もありそうだ。
舛添知事は１５日の記者会見で、「中日友好協会会長の唐家※（※＝王ヘン
に旋）元国務委員は古い友人であり、行けば旧交を温めると思う」と語り、中
国要人との会談にも臨みたい意向だ。この他、講演会も行う。
都と北京市は姉妹友好都市だが、近年は交流が滞っていた。都知事が同市の
招待を受けて訪中するのは１９９６年の青島幸男氏以来１８年ぶり。石原慎太
郎知事（当時）は２００８年の北京五輪開会式に出席したが、北京市長との正
式な会談はなかった。１２年には都による尖閣諸島購入方針を表明した経緯も
ある。
舛添知事は「外交や姉妹都市間の問題、国と国との関係は一つ一つ具体的な
プラス面を積み重ねることが最終的にマイナスを減らして全体を友好の方向に
持っていくことにつながる」として、まずは首都間の関係強化に強い意欲を見
せている。