14/04/23 05:45:35.18 vlJ6Eglv0
>>264 の続き
壁の中で安全に暮らしている俺たち裕福層の中にもランクがある。
俺よりも裕福な奴は危険な地上ではなく自家用ヘリコプターで空を飛ぶことを好む。
しかし最近は様子が変わってきた。
連中は大口径の対空機関砲や高射砲そして携帯型の対空ミサイルまで装備し始めたのだ。
案の定。機関砲が火を噴き何機か叩き落とされる様子を見えた。ザマアミロ!
町内一番の金持ちである町内会長が乗っているのはオスプレイだ。
ヘリよりも高い高度を維持して何とかかわしていた。
しかし。それに向けて対空ミサイルが発射された。
すかさずチャフとフレアが発射され町内会長のオスプレイは回避行動に入った。
対空ミサイルは間隔を置いて次々と発射される。
いくつもの白い筋が町内会長のオスプレイを囲むように接近する。
次々と弾頭が爆発しオスプレイは制御不能となった。
町内会長がパラシュートを身につけて飛び出した。何とか助かりそうだ。
地上では武装勢力が集まり会長が地上に降りるのを待っている。
すると。門の中から赤十字よろしく馬鹿でかいドルマークを付けた弁護士カーが飛び出してきた。
中にはヘルメットをかぶり防弾チョッキを着込んだ弁護士が
身代金の入ったジュラルミンのケースを両手で抱きしめて後部座席に座っている。
人質交渉だ。
弁護士が無事に現地に辿り着ければ町内会長の命は助かるだろうが
交渉が長引けば失業するだろう。そうなったらこの街からも出て行かなければいけなくなる。。。