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ソース(WEB第三世界) URLリンク(www.d3b.jp)
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人種差別的なヘイトスピーチが日本国内で広がる中、こうした差別の暴力に対し、対立ではなく〝乗り越える〟視点で活動を続ける
辛淑玉氏に話を聞いた。
■置き去りにされた人と一緒に生きる
今回(2014年1月)受賞した「エイボン女性年度賞」はこれまでの活動を評価していただいての受賞となりましたが、特に
ヘイトスピーチに関する取り組みが評価されたことはとても嬉しく思いますし、大きな意味を持つことだと思っています。
私が育ってきた環境には、常にリアルな差別が目の前にありました。親を見ているとそこには民族差別があり、母親と父親の関係
では女性差別があり、周囲にはシングルマザーの問題も数多くありました。
そうした環境では、自分が生きていく上での問題を解決していくことは、同時に〝誰か〟の問題を解決することにもつながっていった
のです。そして活動を続けていく中で、少しずつですが影響力を持てるようになり、今まで解決できなかったことが1つまた1つと解決
できるようになっていったのです。そうして徐々に活動のフィールドが広がっていきました。
でもマイノリティーは少数派です。大きな強い勢力と闘わなければいけません。だからはじめのうちは9回負けて、なんとか1回勝つ
こともある程度でした。それでも1勝すればまた頑張れる、その繰り返しでした。
昨今のヘイトスピーチに見られる差別主義的な言葉の暴力は、女性や被差別部落出身者、婚外子、障害者、セクシュアルマイノリティー
など、社会的少数者にその攻撃が向けられています。
ヘイトスピーチを行う彼らは、今までの政権が取りこぼし、見て見ぬふりをしてきた社会の弱いところを、〝愛国無罪〟だと思い込み、
安心して叩いています。しかしこれは思想や信条の問題などではなく、卑怯な行為です。
私はそんな置き去りにされた人たちと一緒に生きていきたい、そしてその人たちと未来をつくりたいと思っています。
(>>2以降に続く)