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【珍島=共同】韓国の旅客船セウォル号沈没事故で、海洋警察などの救助チームは21日午
後、事故当時に多くの修学旅行の高校生がいたとみられる船内の食堂や客室周辺の捜索を集中
的に試みた。事故6日目の同日は現場の天候が良好で潮流も減速してきたとされ、捜索が進む
可能性がある。
事故では同日までに64人が死亡、238人の安否が不明となっている。
政府は鄭●原(●は火へんに共、チョン・ホンウォン)首相が安否不明者の家族代表らと協
議した上で、家族の要請があり次第、大型クレーン船による船体引き揚げ作業に着手できるよ
う、方法の検討など事前の準備を始めた。
安否不明者の家族代表は21日、生存者や遺体の捜索を23日か24日までに終わらせるよう、
海洋警察などに要請したと明らかにした。
当局は、海上と沈没船内を結ぶロープを複数設置し、潜水士の船内進入が容易になった。
21日未明には、米国の遠隔操作の無人探査機が潜水捜索に投入された。
無理な操縦をした上、船内に乗客を置いて逃げた疑いで逮捕した船長(68)ら3人に加
え、当局は21日には遺棄致死などの疑いで航海士3人と機関長1人を拘束した。船の運航会
社幹部など約30人の出国も禁じており、順次聴取する方針。
検察と警察の合同捜査本部は21日、船の運航会社関係者や船体の改造を行った業者らから
事情を聴き、改造が構造的に問題なかったかどうかを重点的に調べた。
運航会社は2012年に日本から中古の旅客船を購入した後、客室を増設して定員を100人以
上増やした。このため船の重心が高くなり、急旋回した際にバランスを崩す一因となったとの指摘が出ている。
日本経済新聞:URLリンク(www.nikkei.com)