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「凍土壁」に疑問続出=安全性の証明要求-規制委
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時事通信(2014/04/18-21:22)
原子力規制委員会は18日、東京電力福島第1原発で地下水が原子炉建屋に流
入し放射能汚染水が増えるのを抑えるため、周囲の土を凍らせる「凍土壁」につ
いて検討会で議論した。経済産業省資源エネルギー庁や東電の説明に対し、規制
委側からは「安全性を判断できない」などと疑問点を指摘する意見が続出した。
座長役の更田豊志委員はエネ庁の安全対策の検討状況を聞き、「えいやっと決
めた部分がかなりある。これだけで安全上の判断はできない」と批判した。エネ
庁側は「超一級の専門家に作ってもらった」などと反論。更田委員が「根拠を示
してください」と語気を強める場面もあった。
さらに更田委員が「一つ一つ説明してもらいます」と畳み掛けると、エネ庁の
新川達也事故収束対応室長が「(今回は)凍土壁が決定された上での議論なので、
本筋から若干外れている」と不満を漏らした。 検討会メンバーで首都大学東京
の橘高義典教授は「壁が水圧を受ける。地盤の安定性が心配だ」と懸念を示した
。京都大の林康裕教授も「検討が十分でないところも、見込みみたいなところも
あるようだ」と述べた。
エネ庁と東電は6月に着工する計画だが、規制委の認可が得られていない。規
制委は安全性の議論を続ける方針で、結論が出る時期は未定だ。