14/04/17 06:58:43.37 RclSf+B20
安倍首相:「改革案をまとめたい」 混合診療拡充で
URLリンク(news.goo.ne.jp)
安倍晋三首相は16日、経済財政諮問会議と産業競争力会議の合同会議で、保険の利く治療と
利かない治療を併用する「混合診療」を限定的に認めた保険外併用療養費制度の見直しについて
「大きく変えるための改革案を関係閣僚でまとめていきたい」と述べた。対応に追われた田村憲久
厚生労働相は、重篤患者が未承認薬を今より早く使えるようにすることや、今年度中に再生医療を
同療養費制度の対象とする考えを示した。
厚労省は混合診療をすれば、本来保険が利く部分も含め全額患者の自己負担としている。効果や
安全性が不明な治療がはびこりかねないほか、高額医療に保険を適用しない流れが強まり、所得に
よって医療格差が生じるとみているからだ。
しかし、成長戦略の目玉がほしい首相は、医療分野の規制緩和を狙っている。政府の規制改革会議
は現行制度では患者の選択肢が広がらないとして、6月の答申に向け第3の分野「選択療養」(仮称)
の新設を求めた。医師と患者の合意で混合診療の対象を個別に決める案で、16日は海外での
承認実績などの要件を満たさない技術は外す方針を示したものの、治療内容や医薬品は限定していない。
選択療養案に対し、厚労省は「患者は医師に従わざるを得ない」と批判し、企業や市町村など保険料
を払う側も反対だ。とはいえ、再生医療の普及など今後医療費を押し上げる要因は目白押し。省内では
「適正価格に下がるまで保険適用をしない技術」といった分野をつくる構想などが浮上している。