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★八重山分断の正当性は 中国も「反日」に利用 竹富町の採択協離脱
2014年4月15 八重山日報
教科書問題で竹富町が11日、八重山採択地区協議会からの離脱を表明した。予想されていたとはいえ、
八重山の教育界に与えた衝撃は大きい。これが認められれば、今後の教科書採択で八重山は分断される
ことになるからだ。竹富町に、そこまでしなくてはならない正当性はあるのか、率直に疑問を感じる。
これまでの経緯を見ていると、不毛なイデオロギー闘争を引き起こし、教科書問題の混乱に拍車を
掛けた張本人こそ竹富町だからだ。
▽先手打った離脱表明
八重山の教科書採択には、石垣市、竹富町、与那国町の3市町でつくる採択協が教科書を選定するという
ルールがある。2011年の中学校公民教科書採択では育鵬社版が選ばれ、石垣市、与那国町は協議会の
結論通り育鵬社版を採択したが、竹富町はこれに反発し、従来から採択されている東京書籍版を再び採択した。
次回の中学校教科書採択が来年に迫っているが、竹富町は恐らく、来年の採択協でも育鵬社版が選定される
可能性が高いと踏んだのだろう。先手を打って離脱を表明したように見える。
背景には、9日成立した教科書無償措置法改正で、従来は「市郡」単位で構成するとしていた採択地区が
「市町村」単位に改められたことがある。県教育委員会は町の要望を受け、来月にも離脱の是非について
結論を出す方針だという。
これが認められれば、竹富町は今後、他の2市町と離れて独自に教科書を採択することになる。百冊に及ぶ
膨大な教科書を調査研究するため、町は今後、単独で採択協を設置するのだろうか。あるいは地域性も全く
異なる宮古や沖縄本島の採択協に「仲間に入れてほしい」と懇願するのだろうか。
いずれにせよ「八重山は一つ」という3市町の合言葉に逆行し、コスト的にも町民に余計な費用を負担させ
かねない不合理な決断だ。八重山がイデオロギーによって分断される危機だとも言える。
▽育鵬社版の問題点?
竹富町が離脱表明に至った理由は「育鵬社版を採択したくないから」の一言に尽きる。しかし、育鵬社版とは
そのように有害な教科書なのだろうか。
「新しい歴史教科書をつくる会」が執筆した自由社版と、日本教育再生機構のメンバーが執筆した育鵬社版は、
ともに反対派から「右翼の教科書」「保守色が強い」などと批判されている。
その主な理由は、自衛隊の役割を高く評価していることと、尖閣諸島(石垣市登野城)の領有権が日本にある
ことを詳しく記述していることにある。憲法改正も必要があれば行うべきという立場だ。 >>2へ続く
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