14/04/13 21:08:16.91 XEn9IRAzI
「STAP細胞は万能細胞だから、分化した体細胞ならなんでもSTAP細胞、STAP幹細胞という2段階を経て、万能細胞つまり胚細胞ができると主張している。
もしそうだとすると、人間でも無性生殖が可能となる。植物にはセイロンベンケイソウのように、体細胞が胚細胞に変化し、
クローン植物を作る例があるが、多くの動物は有性生殖で、いったん減数分裂して精子と卵子をつくり、それが合体(授精)して新しい個体の形成を始める。
遺伝子が親から子へ伝わるルートはこれしかない。これは異なる遺伝子が組み合わさることが、遺伝的に多様な子孫を残すことにつながり、
より多くの子孫が生き残れるから、そういう進化が起こった。
個体としての動物は、成熟して子孫を残したらもう役割は終りで、あとは余生になる。
人間だけが生殖不能になっても生きているのは例外的だ。
遺伝子が胚細胞を通じて次の世代に伝えられることは、ダーウィンとメンデルに始まる現代生物学の土台になっており、
体細胞に蓄積された遺伝子変化が次の世代に伝わらないこと、つまり「獲得形質は遺伝しない」というのが遺伝学の根本だ。
体細胞が簡単に胚細胞に変われば、動物でもセイロンベンケイソウと同じことが起こるということだし、クローン人間も簡単にできる。
つまり仮説であっても、STAP理論は、もし正しければ、中学生物の教科書をすっかり書き変えなければならないほどのことを主張している。
しかし、それを支える証拠は丸きりない。
…これは「不老不死願望」が生んだ夢物語にすぎない。
「仮説」と称してトンデモを唱えるのがニセ科学だ。」