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振り込め:報酬、詐取金の２～３％ 「出し子」高校生に
毎日新聞 2014年04月11日 08時00分（最終更新 04月11日 09時36分）
振り込め詐欺でだまし取った現金を引き出す「出し子」とみられる男子高校生３人が逮捕された事件で、
生徒らが詐取金の２～３％を報酬として詐欺グループから受け取っていたことが捜査関係者への取材で分かった。
警視庁捜査２課は３人が昨年７～１２月、２８都道県の被害者がだまし取られた約４億円の現金引き出しに関与した
とみてグループの全容解明を進める。
同課によると、逮捕されたのは、茨城県内の私立通信制高校の３年＝東京都調布市＝と同校２年、
都内の私立高３年のいずれも１７歳の男子生徒。
生徒らは昨年８月に国分寺市の夫婦宅に息子を装い電話し、女性を妊娠させた示談金の支払い名目で
現金１００万円を詐取したなどとして逮捕された。その後の調べで、グループの上層部から２～３％を
報酬として受け取っていたことが判明したという。
また、３人は当初、大分県警が１月に摘発した都内の２０代の男を中心としたグループに属していたとみられるが、
その後別れて活動していたとされる。
警察庁によると、昨年１年間に振り込め詐欺で摘発された少年は過去最多の２６２人で、
統計を取り始めた２００９年の約８倍。アルバイト感覚で安易に加担するケースが多いという。【福島祥】
ソース： URLﾘﾝｸ(mainichi.jp)