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4月9日(ブルームバーグ): 米テキサス州オースティンの17歳の高校4年生(最終学年)、
ビラジ・メータさんはハーバード大学とスタンフォード大学の両方から入学許可通知を受け取った。
近頃の学生の多くと同様、メータさんの目はスタンフォードの方に向いている。
カリフォルニア州パロアルト近郊にあるスタンフォードは来年度の入学希望者数がハーバードよりもほぼ8000人多かった。
スタンフォードの合格率は5.1%でハーバードよりも狭き門だ。ハーバードの合格率は5.9%だった。
「ウォール街からシリコンバレー、つまり金融よりもテクノロジーという流れの中でスタンフォードの方が有利だ」と
メータさんは話す。どちらの大学に行くかは5月1日までに決めればいい。今月中に両方に行ってみるつもりだが、
今のところスタンフォードに傾いている。とはいえ「ハーバードは米国で特別な地位にある。長い歴史がある」
とこちらも捨てがたいようだ。
スタンフォードはその革新性の評判とシリコンバレーに近い立地で、アイビーリーグの名門校を上回る人気になっている。
ハイテク企業やベンチャーキャピタルに就職を望む学生たちにはこれが魅力だからだ。
卒業生や学生、教授らが起こした企業は5000社近くに上り、ヒューレット・パッカードやヤフー、グーグル、
リンクトインなども含まれる。マーク・ザッカーバーグ氏はハーバード大学在学中にフェイスブックを設立したが、
同社も今はスタンフォード大に近いカリフォルニア州メンローパークを拠点としている。
ハーバードとマサチューセッツ工科大学を蹴ってスタンフォードで学んだアリシャ・シームさん(23)は、
例えばグーグル・グラスの開発に携わったり新興企業で働いたりすることは、投資銀行と比べて魅力があると話す。
卒業後、外科手術用ロボット開発の新興企業で働いた同氏は今、スタンフォードの修士課程に戻って電気工学を専攻している。
スタンフォードは学生に革新的であることを求めるという。
「アイデアがあれば、それを実現することができる」と同氏は学部時代の経験を基に語った。
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