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【オリンピックバレー(米カリフォルニア州)=中島達雄】
英国のノーベル生理学・医学賞受賞者、ジョン・ガードン博士が7日、STAP細胞につい
て、「再現実験に成功したという話は、まだどこからも聞いていない」と述べた。
米国で開催されている幹細胞と再生医療に関する国際学会「キーストーンシンポジア」に
参加中、読売新聞の単独取材に応じた。
ガードン博士の元同僚2人がSTAP細胞の再現実験に挑戦したが、いずれも失敗したと
いう。ガードン博士は「再現可能かどうかは、(研究者として)最大の関心だ。まだ再現実
験をあきらめる理由もない」と話し、STAP細胞の有無の判断には、時間がかかるとの見
方を示した。
一方で「(小保方晴子・理化学研究所ユニットリーダーらが見つけた細胞は)受精卵の中
に、もともとあった幹細胞だった可能性も捨てきれない」と指摘。成熟した体細胞が、酸に
浸すなどの刺激で、受精卵に近い状態に戻ったというSTAP細胞説と異なる可能性も、今
後の検証の対象になると説明した。
ガードン博士は1962年、オタマジャクシの細胞核を卵に移植する手法で、成熟した細
胞からクローン動物を作製することに世界で初めて成功し、2012年に山中伸弥・京都大
教授とともにノーベル賞を受賞した。
2014年04月08日 17時30分
読売新聞:URLリンク(www.yomiuri.co.jp)