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犬のふんからエキノコックス卵…愛知まで南下?
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愛知県は8日、同県阿久比町で捕獲された犬のふんから、
寄生虫「エキノコックス」の卵が見つかったと発表した。
エキノコックスは、国内では主に北海道に生息しており、犬のエキノコックス症としては、
今回が最南端という。同県は、感染した犬が北海道から持ち込まれた可能性があるとみて調べている。
同県健康対策課によると、犬は雑種のオスで、
3月11日に同町矢高の山中で捕獲された。今月4日、
ふんを調べた地元の動物病院の獣医師がエキノコックス症と診断し、
県に届け出た。犬は殺処分され、他の犬への感染は確認されていない。
エキノコックスは人と動物に共通する感染症で、肝臓や肺に寄生し、
重症の場合は肝不全などの障害を引き起こすことがある。
北海道では毎年10~20人の患者が報告されているが、人から人への感染はない。