14/04/06 02:54:19.98 cQ5sUWxz0
そもそも古代には、
結果的に母系なんだよ。
なぜかと言うと、
嫁入りと言う文化的発想がないから、
うちの娘が産んだ子供は、うちの子供、
って感覚なんで、必然的に母系になる。
それが嫁入りするようになると、
女性が共同体を移動することに伴って、
生まれてきた子供は、男性の共同体に属す。
ここで初めて男系と言う概念が生じるんだわ。
日本における男系の神話的期限は、
古事記におけるオオクニヌシがスサノオのとこから駆け落ちした、
って話だよ。
だから大和でも嫁入りが行われるようになって、
男系の皇族が成立したんで、さかのぼって男系始祖の起源神話、
天孫降臨が語られるでしょ。
実際、生まれた共同体を離れて、
旅をしてきた男性が新たに共同体に加わる、
ってことが、古代にはあったんだと思うけどね。
欧州においても、旅をしてきた若者がお姫様を魔物から足すけて王様になった、
って類型の話があって、これは日本で言うなら、スサノオが該当するけど、
この類の話には欠点があって、これだと婿入りになっちゃうんだわな。
だから、天孫降臨で神武東征なんだわ。