【科学】 不死の対価 【人体冷凍保存】at NEWSPLUS
【科学】 不死の対価 【人体冷凍保存】 - 暇つぶし2ch105:名無しさん@13周年@転載禁止
14/04/05 15:45:53.36 ypAXooUk0
ちなみに「冷凍冬眠」について、
生体を普通に凍らせた場合、細胞内に含まれる水分が冷凍されることで膨張して細胞膜等を破壊し
全身の細胞がズタズタになってしまい、解凍しても生き返らない。

これに対して最近の肉や魚に使われる急速冷凍法は氷と水の共存しうる温度を一気に通過させる事で、
細胞膜を極力破壊しないため解凍しても味が水っぽくならないが、
この冷凍法を使ったところで生物が生き返るわけではない。
この技術なら全ての細胞がぼろぼろになってしまうわけではなく、
かなりの部分は形状は元のままで解凍することが可能だが、
それでも腎臓など一部の臓器は冷凍した時点で完全に破壊されてしまうのだ。

また、-196℃の液体窒素に入れて急速冷凍した魚を溶かすと、また泳ぎ出すというショーがある。
これなどあたかも夢の「冷凍冬眠」技術が可能であるかのように見えるが
これは表面のみが凍っただけで、魚は高等生物の人間に比べて遥かに生命力が強く
その状態からでも何とか泳げるというだけ。
実際に金魚を10分以上液体窒素の中に入れておけば、内部まで凍ってしまい、溶かしてももう助からない。

全身が完全に冷凍された状態から蘇生できるのは、細菌や虫などのシンプルな構造の生物か
ウィルスなど、およそ生命と呼べるかどうかも怪しい存在くらいのもので
人間のような高等生物が生き返る事は不可能だ。
クマムシという緩歩動物などは体内の水分を他のたんぱく質に置換し、
細胞そのものの耐性を大幅に強化する「乾眠」状態に入る事で、
非常に過酷な環境下置かれた後も蘇生する事ができるが、
これなどにしても人間とは体の構造が異なりすぎて不可能。

要するにSF作品などでしばしば登場する「コールドスリープ」なる技術は、
現在の科学技術からいえば夢物語でしかない。
解凍に関しては遠い未来において蘇生技術が確立されるのを待つしかないと言われるが、
それ以前に全身凍結した時点で個体が死んでしまうのだ。


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