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★【消費増税 5%→8%】平均株価、前回は半年で23%下落
2014.3.29 05:00
株式市場でも4月1日の消費税率8%への引き上げを前に日経平均株価がさえない動きを続けている。
来年10月の税率10%引き上げ方針も控え、消費マインドの大幅な悪化が株価の下押し要因と
なりかねないからだ。
税率5%への引き上げを閣議決定したのは、引き上げ前年の1996年6月25日で、
この日の平均株価の終値は2万2597円。消費の冷え込み懸念などから徐々に値を下げ、
翌97年1月10日には1万7303円と、約半年で約5300円下げ、下落率は23%に達した。
その後、一時的に2万円台を回復したものの、アジア通貨危機、北海道拓殖銀行や山一証券の
破綻などの金融システム不安で株価は長期低迷に陥り、2003年4月には歴史的な安値
である7607円まで落ち込んだ。
これに対し今回は増税を閣議決定した昨年10月1日の終値が1万4484円と、現在とほぼ同水準。
足元で相場上昇の勢いは見られない。また、売上高の国内比率が比較的高いトヨタ自動車の株価は、
昨年末より1割程度下落した。増税の反動減を見込んで、投資家が慎重になっているためとみられる。(以下略)
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