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道は、妻ら女性からドメスティックバイオレンス(DV)を受けた男性向けのシェルター(一時避難所)を、
道内の社会福祉法人に委託して6月にも開設する。道内19カ所の配偶者暴力相談支援センターには
男性からの相談が年間30件以上寄せられているが、現在、道内には男性被害者を想定したシェルターはない。
道内のDV被害者用のシェルターは民間委託が11施設、道直営が1施設あるが、利用者はすべて女性。
DV被害者の保護・支援は男女別々に行うのが望ましく、男性用シェルターの必要性が指摘されていた。
内閣府によると、2012年度に全国の配偶者暴力相談支援センターに寄せられたDV被害の相談は8万9490件で、
うち男性からは1065件。この中で道内分は35件あった。11年度も男性からの相談は道内分だけで44件寄せられた。
相談内容は「妻が刃物を振り回したり、金づちで殴られたりしたことがある」「妻から、死ねと言われ続け、逃げたい」など。
同センターの担当者は警察などに相談するよう勧めることもあるという。<北海道新聞3月25日朝刊掲載>
(03/25 06:55)
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