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★「右傾化」払拭に躍起=欧州で「歴史直視」アピール-安倍首相
オランダを訪問中の安倍晋三首相が歴史を直視する姿勢をアピールし、日本の「右傾化」に対する
懸念払拭(ふっしょく)に努めている。歴史問題で攻勢を強める中国を意識したものだ。
日米韓3カ国の枠組みながら、25日夜(日本時間26日未明)に初めて公式に会談する朴槿恵
韓国大統領への配慮も透けて見える。
「過去に真摯(しんし)に向き合うことを重視している」。安倍首相は23日、オランダの
ルッテ首相との会談で自らの政治信条をこう説明。第2次世界大戦中の旧日本軍によるオランダ兵
捕虜虐待問題を念頭に置いたもので、元捕虜の心の傷を癒やすための和解事業を続けていく考えを伝えた。
これに先立ち、安倍首相はアムステルダムの博物館「アンネ・フランクの家」を訪問し、懇談した館長に
「歴史の事実に謙虚に向き合い、後世に語り継いでいくことで平和を実現したい」と語り掛けた。
日本で「アンネの日記」が破られた事件に遺憾の意も示した。
歴史問題をめぐっては、中国が安倍氏の靖国神社参拝を受け、欧州はじめ世界各地に駐在する大使の
新聞投稿などを通じて反日キャンペーンを展開。23日にハーグで行われた中韓首脳会談では、
中国の習近平国家主席が伊藤博文元首相を暗殺した朝鮮独立運動家・安重根の記念館建設を
「私が指示した」と言及するなど、韓国を引き寄せて「対日連携」を強化する姿勢を鮮明にした。
安倍首相はこうした中国の攻勢に対抗する必要があると判断。同時に、25日の日米韓首脳会談の
成功が近隣外交改善の一歩となると考えているようだ。実際、側近の萩生田光一・自民党総裁特別
補佐が河野洋平官房長官談話の検証結果によっては新談話作成もあり得ると発言したことに、
菅義偉官房長官が「個人的見解」と火消しに走った。
もっとも、今回の朴大統領との会談では、歴史問題で突っ込んだやりとりは行われない見通し。
安倍氏が掲げる「未来志向の関係」を韓国との間で築くのは依然として容易ではない。(2014/03/25-18:11)
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