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習近平国家主席率いる中国から「熱銭」(=不動産高騰を狙って流入した投機資金)が急激に引いている。
2012年に3000億ドル(約30兆5000億円)が流入したが、翌年には200億ドル(約2兆350億円)が
英領バージン諸島などタックスヘイブン(租税回避地)に流失した。
米著名投資家のジョージ・ソロス氏は「2年以内に中国は終わり」と発言。
ソロスの一番弟子だったジム・ロジャーズ氏は「『中国の時代』が来るが、到来と同時に終わるかもしれない」と5年前に予言した。
欧米企業も撤退姿勢を示しており、独自技術が少ない中国は厳しい。
世界を瞠目(どうもく)させた同国の高度成長経済は、呼吸困難に陥る事態が視野に入ってきた。
中国の社債デフォルトも始まった。
大手太陽光パネルメーカー「超日太陽能科技」(上海市)は5日、償還間近の社債利払いが不能となったと発表した。
元金が10億元(約164億5900万円)で、利払いが8980万元(約15億円)。もともと、太陽光パネルは政府が奨励し、
補助金も出るとあって、一大ブームを引き起こした。だが、過当競争のうえ、事故が続出し、超日太陽能科技の社債は最低レベルに格下げされていた。
異常事態は、ビットコインと金投機である。
過去5年間、国家備蓄の金は1054トンと公表されてきた。加えて、民間の金需要は異常に高く、12年にインドを抜いて世界一となった。
13年の金需要は実に、1176トン強。前年比41・4%増となった。ところが、別の統計では13年の金購買量は1700トンであり、
およそ500トン強がどこへ消えたか、謎とされた。
公表数字では、中国人民銀行は09年から11年までに654トンの金を購入した。12年から13年にかけては、
それぞれ388トンと622トンを購入したことになっており、それなら過去5年、1054トンという国家備蓄数字が変わらないのはおかしい。
金を蓄えて、通貨危機に備えているのだ。
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