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プリツカー賞を主宰する米ハイアット財団は3月24日(日本時間25日)、
2014年の同賞を建築家の坂茂(ばん・しげる)氏に授与すると発表した。
13年には伊東豊雄氏が受賞しており、日本人が2年連続で選ばれた。
「建築界のノーベル賞」とも呼ばれるプリツカー賞は、これまで伊東氏のほか、
丹下健三氏(1987年)や槇文彦氏(93年)、安藤忠雄氏(95年)、妹島和世氏と
西沢立衛氏(2010年)がそれぞれ受賞。坂氏は日本人として7人目となる。
審査委員長を務めた英国のピーター・パルンボ卿は、受賞理由を以下のように
述べている。「自然災害などで壊滅的な打撃を受けて家を失った人々に対して、
自発的な活動を展開する坂氏はまさに第一人者だ。深遠な知識によって、
最先端の素材や技術を追求する姿勢も絶やさない」
通常は建築に使わない紙管や輸送用コンテナといった汎用品を採用したり、
竹や布などで革新的な構造を実現したりするなど、坂氏の型にはまらない
挑戦的な取り組みを評価する審査員も多かった。
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