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★JR西が大阪駅前の街頭活動制限 京の憲法学者ら抗議声明
JR大阪駅前(大阪市)で10年前から市民団体が毎週末に行う沖縄基地問題を訴える街頭活動を、
昨年12月からJR西日本が制限している。「駅利用者の安全確保」との理由だが、参加者は
「ずっと大丈夫だったのに」と困惑し、京都などの憲法学者は「表現の自由を侵害している」
と抗議声明を出している。
「ビラ配りはやめてください」。3月8日午後、大阪駅前の広場で、街頭活動に参加した男性に
同社社員が付きまとい、通行人にビラを手渡そうとすると手を伸ばして制した。この日は
約40人が参加した活動を、同社社員と民間警備員の計9人が監視し続けた。
街頭活動は、近畿地方の有志が参加する「辺野古に基地を絶対につくらせない大阪行動」。
2004年8月に始まり、今月8日に500回目を迎えた。広場の大半は同社所有だが、
参加者によると昨年12月まで活動への制限はなかったという。
しかし、12月21日に別の市民グループが「無許可でのビラ配りは違法」「こいつら朝鮮人だ」
と罵声を浴びせるトラブルが発生。その翌週、同社社員と大阪府警が街頭活動を「人の壁」で
取り囲み、事実上の排除状態にした。現在、街頭活動は広場の端の大阪市有地で行われている。
初回から参加する西浜楢和さん(69)=奈良県=は「なぜ急にJR西の妨害が始まったのか。
民間企業にまで言論の自由を認めない風潮が及んでいるのでは」と顔をしかめる。
同社は、制限の理由を「所有地内での街頭活動は、相当以前から禁止していた」とした上で、
「市民団体間でトラブルの可能性があり、駅利用者の安全を確保する必要がある」と説明する。
JR西の対応に対し1月末、石埼学龍谷大法科大学院教授らが呼び掛け、国内の憲法学者54人が
「妨害行為の中止」を求める抗議声明を発表。私有地でも公共性の高い空間は交通を著しく阻害
しない限り、表現行為の規制は認められない▽(罵声を浴びせるなどの)敵対的聴衆を理由に
した表現の自由の規制は憲法上許されない-などと指摘した。しかし同社は街頭活動の制限を続けている。
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